RC擁壁について

RC擁壁とは鉄筋コンクリートで作られた擁壁を指します。

地面から垂直に施工が可能なため、土地の有効面積を確保しつつ擁壁工事を行うことができます。

また、見た目がフラットでスッキリとした見た目になりますが、その分施工金額は比較的高くなります。強度が高く、耐久性に優れているのも特徴です。

1.床付け作業

すでに擁壁が設置してある場合は、取壊しをしてから掘削します。

同時に隣地の土地が崩れてこないように山留め作業を行います。

2.基礎砕石

床付けした床面の土の上に砕石を20㎝程度敷きます。

3.均しコンクリート

墨出し作業を行うために基礎砕石の上に暑さ数cmで構築される。別名「捨てコンクリート」とも呼ばれます。

4.鉄筋組み立て

コンクリートの弱さを補う目的で中に埋め込まれる鉄線です。底版部から組み立てます。

5.基礎（底版）コンクリート

底版のコンクリートを打設します。ミキサー車から直接打設する場合と、ポンプ車を利用する場合があります。

6.足場

高所での作業のために足場を組み上げます。

7.型枠組み立て

コンクリートを流し込む型枠を組み立てていきます。また、それと同時に水に気パイプを配置します。

8.壁部コンクリート打設

組み立てた型枠にコンクリートを流し込んでいきます。

9.型枠の解体

コンクリートを流し込んで養生期間が経過したのち、全ての型枠を取り外します。

10.止水コンクリート

一番下の水抜きパイプまで土を戻し、止水コンクリートを設置します。

11.埋戻し

擁壁背面に土を戻して宅地の高さまで戻します。水抜きを良くし、かつ地面全体の安定性を上げるために砕石を壁沿いに埋めていきます。